お見合いで断る理由とは?男性と女性では全然違います

最終更新日: 2025年10月31日

お見合いは、真剣に結婚を考える男女が「理想のパートナー」と出会うための大切な一歩です。

しかし、実際にはすべてのお見合いが交際や結婚につながるわけではありません。

「感じが良い方だったけど、なんとなく合わない気がする」

「お断りしたいけれど、どう伝えたらいいか分からない」

そんな悩みを抱えた経験はありませんか?
お見合いをお断りすることは、相手を否定する行為ではなく、お互いの幸せのために必要な判断です。
とはいえ、「断る」という行為には勇気がいります。
伝え方を間違えると相手を傷つけてしまうかもしれませんし、「印象が悪くならないか」「自分が悪者になってしまうのでは」と不安に感じる方も多いでしょう。

この記事では、

この記事はこれがわかる!

お見合いをお断りする主な理由!
相手を傷つけない断り方のコツとは?
メール例文と伝えるタイミングは?
お見合い後の振り返り方と次への活かし方

までを、婚活カウンセラーの視点で分かりやすく解説します。

お断りの場面は誰にでも訪れるもの。

大切なのは「断り方のマナー」と「自分の気持ちの整理」です。

丁寧に、誠実に向き合うことで、次の出会いがより良いご縁へとつながります。

お見合いをお断りする理由とは

お見合いの基本とお断りの重要性

お見合いとは、結婚を真剣に考える男女が仲人や相談所のサポートを受けて出会う、いわば「最初のご縁の入り口」です。

しかし、すべてのお見合いが交際や結婚につながるわけではありません。

実際には、多くの人が何度もお見合いを重ねる中で、自分に合う相手を少しずつ見極めていきます。

お見合いをお断りすることは、決してマイナスなことではありません。

むしろ、お互いにとって時間を無駄にしない誠実な行動とも言えます。

「断る=悪いこと」と思い込む人が多いですが、価値観や生活スタイル、将来への考え方が合わないまま交際に進んでも、結局は途中で気持ちのズレが生まれてしまいます。

お断りは「自分を守るための判断」であり、「相手の人生を尊重するための配慮」でもあります。

大切なのは、断る理由よりも「どう断るか」。

誠実に、そして感謝を添えてお断りする姿勢こそが、婚活における大人のマナーです。

女性のお見合いお断りの理由

女性がお見合いをお断りする理由には、共感できるものが多くあります。

多くのケースでは「嫌い」ではなく、「結婚相手としてイメージできなかった」という心理が働いています。

代表的な理由としては……

会話が盛り上がらず沈黙が続いた
写真の印象と実際の雰囲気が違った
清潔感に欠けていた
デートのマナーや気遣いが感じられなかった
価値観や生活リズムが違った

などが挙げられます。

特に女性は「安心感」や「誠実さ」を重視します。

話の内容よりも、「この人と一緒にいて心が落ち着くか」「自分を大切にしてくれそうか」という直感を大切にしています。

また、「悪い人ではないけどピンとこない」というケースも多く、これも立派なお断り理由です。

結婚は“違和感がないこと”が大切です。

そのため、「無理して交際するよりも、気持ちが前を向ける相手を探す」ほうが、結果的に成婚へとつながります。

男性からのお見合いお断り理由

男性が女性をお断りする理由にも一定の傾向があります。

お見合いの席では、男性も非常に緊張していますが、内心では「この人と一緒に暮らす姿が想像できるか」を見ています。

代表的な理由としては……

話のテンポや会話の方向性が合わなかった
プロフィール写真と印象が違った
服装や立ち居振る舞いに違和感を感じた
受け答えがそっけなく、興味を持たれていないと感じた
将来の価値観(仕事・家庭・子ども)に温度差があった

男性は女性以上に「尊敬」や「居心地の良さ」を大事にします。

会話が自然に続く、笑顔で話せる、そうした小さな積み重ねが“また会いたい”につながります。

反対に、表情が固い・リアクションが少ないなどで距離を感じると、「相性が違う」と判断されやすくなります。

男性も女性も、断る理由の多くは“性格の不一致”や“感覚の違い”であり、どちらが悪いということではありません。

「ご縁がなかっただけ」と切り替えることが、次の出会いを呼び込みます。

お見合いを断る際の注意点

お見合いをお断りする際は、スピードと誠意が最も重要です。

お見合い後は理想として翌日〜2日以内に返答を出すのがマナーです。

判断を長引かせてしまうと、相手は「まだチャンスがあるのかも」と期待してしまい、結果的に傷つけてしまうこともあります。

また、直接自分で連絡を取るのではなく、仲人やカウンセラーを通して伝えるのが基本です。

相談所を介すことで、トラブルや誤解を防ぐことができます。

断る理由を伝えるときは、「合わない」「違った」など柔らかい表現を使いましょう。

「話がつまらなかった」「清潔感がなかった」などの直接的な表現は避けるべきです。

マナーのある言葉遣いは、あなたの印象を守ることにもつながります。

お見合いメールの書き方と例文

お見合い後の連絡では、「感謝+ご縁がなかった」という2つのポイントを押さえると印象が良くなります。

例文①:丁寧にお断りしたい場合

このたびはお時間をいただき、ありがとうございました。
お話しをさせていただきとても有意義でしたが、今回はご縁がなかったという形でお願いできればと思います。
お相手の今後の幸せをお祈りしております。

例文②:印象は良かったが合わなかった場合

本日は貴重なお時間をありがとうございました。
お人柄も素敵だと感じましたが、今回はお互いの価値観が少し異なるように感じました。
誠に申し訳ありませんが、今回はご縁を見送らせていただきます。

直接的な表現を避けつつも、丁寧な言葉と感謝の気持ちを添えることが大切です。
“誠実に断る”という行動そのものが、あなたの印象を高めます。

お見合いの断り方の工夫
タイミングを考えたお断りの方法

お見合いの結果を迷っているときでも、返答を長引かせるのは避けましょう。

「一晩考える」くらいなら問題ありませんが、3日以上たつと印象が薄れ、誠実さが伝わりにくくなります。

もし判断に迷う場合は、仲人に相談して一緒に考えてもらいましょう。

自分では気づかなかった視点からアドバイスをもらえることもあります。

また、複数のお見合いを同時に進めている場合は、早めに優先順位を決めることも大切です。

時間をかけすぎるより、早い判断が良いご縁を逃さないコツです。

お見合い相手の価値観との違い

結婚は、日常生活の積み重ねの上に成り立つものです。

お金の使い方や休日の過ごし方、家族との関係など、価値観のズレは小さくても大きな違いを生むことがあります。

価値観が違うと感じたら、無理に合わせようとせず、正直に受け止めましょう。

たとえば、「お金よりも時間を重視したい」あなたと、「将来のために貯蓄を優先したい」相手では、
同じ方向を見て歩むのが難しいかもしれません。

ただし、断る際には「あなたの考えが間違っている」ではなく、「私とは少し方向性が違うように感じました」と伝えると印象が柔らかくなります。

フィーリングや印象での断り方

お見合いでは、相手の条件やプロフィールよりも“フィーリング”が大きく影響します。

言葉にできない違和感や、「なぜか疲れる」「会話がぎこちない」といった感覚は、長い結婚生活を考える上で軽視できないサインです。

そのようなときは、「悪い点はないけれどご縁を感じなかった」とお断りして構いません。

「何が悪かったか」を無理に説明しなくても良いのです。

直感は、あなたの心が安心できる相手を見つけるための大切なセンサーです。

IBJを利用したお見合いの特性

IBJ(日本結婚相談所連盟)では、お見合いから交際・成婚までの流れがしっかり仕組み化されています。

お見合い結果は、システム上でワンクリックで回答でき、仲人が丁寧にお断りのフォローをしてくれます。

直接お相手に伝える必要がないため、トラブルが起きにくく、精神的な負担も軽減されます。

さらに、交際希望やお断りの理由をカウンセラーに共有することで、次のお見合いに活かせるアドバイスをもらうこともできます。

IBJのシステムは、「断りづらい」という婚活のストレスを大幅に軽くする仕組みです。

断るのが申し訳ないと感じた時の心の整理法

「せっかく会ってくれたのに、悪い気がする」

「相手は真剣に私を選んでくれたのに、断るなんて失礼かもしれない」

そんなふうに感じてしまうあなたは、とても思いやりのある優しい人です。

お見合いで断ることに迷いを感じるのは、人として自然な感情です。

しかし、婚活において“断る”という行為は、決して相手を傷つけるためのものではありません。

むしろ、あなたが無理をして交際を続けた結果、途中で気持ちの不一致に気づき、最終的に相手をもっと深く傷つけてしまう可能性もあります。

だからこそ、早い段階で誠実にお断りすることは「相手を尊重する思いやり」でもあるのです。

お見合いで出会うすべての人が、あなたの運命の相手ではありません。

どんなに誠実な人同士でも、価値観や感覚の違いは必ずあります。

その中で「少し違うかも」と感じたときに、それを素直に伝えることは、相手にとっても早く次のご縁に進むチャンスになります。

「断る=悪いこと」と思うのではなく、「自分と相手の時間を大切にするための誠実な判断」だと考えてみてください。

たとえば、あなたが逆の立場だったとしたらどうでしょうか。

相手が自分に興味がないのに、なんとなく気を遣って交際を続けられるよりも、早めに「今回はご縁がなかったようです」と伝えてもらえた方が、きっと気持ちは楽になりますよね。

つまり、お断りは“関係を終わらせる行為”ではなく、“お互いの人生をより良い方向へ進めるためのきっかけ”なのです。

どうしても罪悪感が消えないときは、こんなふうに考えてみてください。

「私は相手を否定しているのではなく、私自身の心に正直になっているだけ」
「このお断りが、相手にとって本当に合う人と出会うチャンスになる」

そう思えた瞬間、あなたの心は少し軽くなります。

人を大切にできるあなただからこそ、誠実に断る勇気を持つことができるのです。

断ることは“冷たさ”ではなく、“優しさの形”でもあります。

そして、その優しさがあなたの婚活を、より本物のご縁へ導いてくれるでしょう。

お見合いで断られたときの受け止め方と立ち直り方

お見合いでお断りを受けるのは、誰にでもあることです。
「自分に魅力がなかったのでは…」「もう結婚は無理かも」と落ち込む人もいますが、
実際にはその多くが“タイミング”や“相性”の問題にすぎません。
あなたの価値が下がったわけではなく、単にご縁の方向が違っただけなのです。

婚活は「出会いと別れの連続」です。
すべての人とうまくいく必要はありませんし、
断られることは“選ばれなかった”ではなく、
“本当に合う相手に近づくためのふるい”でもあります。

落ち込んだときは、無理にポジティブになろうとせず、
まずは「残念だったな」と素直に気持ちを受け止めましょう。
そのうえで、少し時間をおいてから、
「何が自分に合わなかったのか」「どういう人と話していると安心できたのか」を
静かに振り返ってみると良いです。

また、断られた理由を「自分の欠点探し」ではなく、
「次の出会いに活かすヒント探し」として捉えるのがおすすめです。

たとえば──

  • 会話のテンポが合わなかった
    → 次は質問を意識してみよう
  • 緊張しすぎて笑顔が少なかった
    → 事前に鏡の前で話す練習をしてみよう
  • 共通の話題がなかった
    → プロフィールをもっと活かそう

こうした小さな改善が、次のお見合いであなたの魅力をぐっと引き出します。

そして何より大切なのは、「断られても自分を否定しないこと」。
婚活では「あなたを求めていない人」ではなく、
「あなたを心から必要としてくれる人」を見つけることが目的です。

つまり、お断りは“終わり”ではなく、“選別の過程”なのです。

もし気持ちがどうしても落ち着かないときは、
仲人やカウンセラーに話を聞いてもらいましょう。
第三者の視点で見てもらうことで、思い込みが解け、
「自分は意外とちゃんと頑張ってたんだ」と気づけることもあります。

お見合いで断られる経験は、誰にでも訪れる“通過点”です。
その経験をどう受け止め、どう糧にするかで、
次の出会いの質が大きく変わります。

焦らず、自分を責めず、そして「次こそ笑顔で会えるように」と前を向いてください。
あなたの本当のご縁は、まだこれから出会う人の中に必ずいます。

お見合い後の振り返りと改善点
写真や外見に関する気づき

お見合いでよくあるのが「写真と印象が違った」という声です。
これは相手だけでなく、自分もそう見られている可能性があります。

プロフィール写真は“自分の名刺”のようなもの。
実物と差がありすぎると、印象がズレてしまいます。
プロのカメラマンに撮ってもらい、最新の姿に更新しておくのがおすすめです。
清潔感・明るさ・柔らかい表情を意識するだけで、お見合い成功率は大きく変わります。

会話や趣味の重要性

お見合いは会話のキャッチボールで印象が決まります。
緊張して話が続かない場合もありますが、事前準備でカバーできます。

相手のプロフィールをしっかり読み込み、共通点を探しておくことがポイントです。
趣味・食べ物・旅行・映画など、話しやすい話題を用意しておくと安心です。

また、相手の話を引き出す質問(「休日はどんなことをされていますか?」など)を意識しましょう。
“話すより聞く姿勢”を持つことで、相手からの印象は格段に良くなります。

成婚に向けた時間の使い方

お見合いは「出会いの練習」です。
1回1回の結果に一喜一憂せず、経験として蓄積していくことが大切です。

複数回のお見合いを通して、自分の理想や合う人の特徴が明確になっていきます。
焦らず、一つひとつの出会いから学びを得ることで、成婚の確率が高まります。

「早く結婚しなきゃ」と焦るよりも、「自分を理解してくれる人を見つける時間」と考えると、婚活が前向きになります。

お見合いにおけるカウンセラーの役割
仲人からのアドバイスの受け方

仲人・カウンセラーは、あなたの婚活の伴走者です。
客観的な視点からのアドバイスは、時に厳しく感じることもありますが、
それはあなたをより良い方向へ導くための言葉です。

「少し服装を変えてみましょう」「話すテンポを意識してみましょう」などの指摘も、
改善すれば確実に成果が変わるポイント。
感情的に受け止めず、「成長のヒント」として受け取る姿勢が大切です。

カウンセリングでの本音の引き出し方

婚活がうまくいかないときこそ、カウンセラーに本音を打ち明けてください。
「疲れた」「自信がなくなった」「何が正解かわからない」──
そうした感情も含めて共有することで、より的確なサポートを受けられます。

カウンセラーはあなたの“恋愛の鏡”。
本音を隠すと正しいサポートができません。
「正直に話すこと」が、婚活の効率を何倍にも高めます。

お見合いを通じて学んだこと
出会いの幅を広げるために必要な努力

婚活での出会いは、数を重ねるほど質が上がっていきます。
条件を絞りすぎず、さまざまなタイプの人に会ってみることで、自分の価値観が整理されます。

また、日常生活でも「人と話す練習」をしておくと、自然な笑顔やリアクションが身につきます。
たとえば、店員さんとの会話、同僚との雑談など、ちょっとした交流が自信を育てます。

今後の婚活に向けた心構え

お見合いの成功も失敗も、すべてが経験です。
うまくいかなかった出会いを引きずるより、
「学びを次に活かす」姿勢を持つことで婚活は一気に前進します。

婚活は“出会いの数”ではなく、“心の成長の数”です。
自分を理解し、相手を思いやる気持ちを育てる時間こそが、幸せな結婚への道です。
お見合いを通じて得た気づきを糧に、次の出会いを自信を持って迎えましょう。

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